設計の解析・評価
理論解析
- 近似とモデル化を通して、現象の理解と予測を行う。
- はりモデル(ビームモデル)を多用。
シミュレーション
- シミュレーション技術を活用して、生産性や品質の向上を目指す。
- これを Computer Aided Engineering (CAE) と呼ぶ。
CAEは以下のような条件で効果を発揮する:
- 実験結果や実例が豊富
- 現象の理解が進んでいる
- 数学的に表現できるモデルが存在する
主な計算法
- 有限要素法 (FEM):対象を多数の小要素に分割して解析。
- 境界要素法 (BEM):境界条件に基づく方程式で解析。
- 差分法:微分方程式を差分に置き換えて数値解析。
試験
- 引張、圧縮、曲げ、ねじりなどの基本試験。
- 疲労試験:
- 引張-引張、引張-圧縮、圧縮-圧縮
- 回転曲げ、平面曲げ
- 硬さ試験:
- 材料に物体を押し込むことで硬さを測定。
- 例:ビッカース硬さ (HV):ダイヤモンド圧子を使用。
- 衝撃試験:衝撃に対する耐性を評価。
非破壊検査
- 対象:傷、異音、位置、大きさ、形状、特性の検出。
- 方法:目視、放射線、電磁気、応力-ひずみ測定など。
- 目的:
- 問題がなければ部品を使い続ける判断材料とする。
- 設計段階では予測しきれない問題や、経年劣化を検出する。